1974年(S49年)設立
 財団法人全日本空手道連盟所属(JKF
     社団法人東京都空手道連盟所属(都道府県連盟)
           江東区空手道連盟所属(正式加盟13団体)

                              


【糸東流の理念】

糸東流空手道は、始め首里手糸洲派のから手道を学び、後に那覇手の東恩納派を学んだ研修熱心な流祖 摩文仁賢和が、両派以外の松村派や新垣派などの各派も修め糸洲・東恩納先生の頭文字を取り、「糸東流」と称した。
これは、糸洲・東恩納の流れを摩文仁賢和が「摩文仁流」と唱え「守破離」守(基本を忠実に)・破(それを応用し)・離(そこから独立する)の段階を経て、その精髄を融合して「糸東流」と称したものである。
現在も、一流派でありながら両系統を混同することなく、統合している糸東流。最初は「首里手」【合理性・敏捷性を形により養い、体力の鍛錬は形以外で練り上げるのが特徴(代表的な形:バッサイ大)】から入り、後に「那覇手」【体力鍛錬を形によって養い、各動作の合理性・敏捷性は個々の練習によって鍛錬するのが特徴(代表的な形:セイエンチン)】の基本にはいるというその理念は変わっていない。
特徴としては、形を根幹としてその内容を徹底的に研究し、その技を実際的にかつ理論的に究明して、分解組手として練習する点である。
また、無駄な力を使わず必要以上に大きな動作を行わないため、形も派手な動作はないが、技の内容を良く理解した生きた形を演武することが出来る。
また、流祖は技術と共に精神教育にも重点を置き、「君子之拳」を標榜し円満な人格の養成をも指導している点も特徴といえる。
糸東流は分派が多いが、「糸東会」は「糸東流」の本流を結集し、普及発展に努力している。